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ヨウシュヤマゴボウ染め〜まとめ

毎度おつき合いいただいておりますヨウシュヤマゴボウ染め。
本日はまとめてご報告です。
(↑注:今日はだらだらと長いです・笑)

これまでのようすはこちら→ ☆1日目 ☆2日目 ☆3日目 ☆4日目



まずは昨日まで丸3日かけて染めてきた【非加熱染色】。

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左からウール、麻、木綿
媒染30分→染液66時間→染液にミョウバン追加6時間→水洗して媒染30分
(媒染はミョウバンを使ってアルミ媒染)


ウールは深い深い葡萄色、麻はフジ色に近い淡いベージュ、
木綿は井村屋あずきバーの色です。
(写真にうまく色が出てなくてスミマセン…)

水洗する前は鮮やかなピンクだった麻と木綿は
淡いフジ色系の色に落ち着きました。
ウールは驚くほど深い、光によってはとても鮮やかな葡萄色。
↑あ〜〜実物をお見せしたい〜〜〜☆




昨晩、加熱染色も試してみました。
素材は非加熱のときと同じウール、麻、木綿。
媒染も同じくミョウバンを使いました。



【85℃で30分加熱】湯煎で温度管理しました。

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媒染30分→85℃で30分加熱染色→水洗して媒染30分

やはり麻と木綿は水洗であっさり色が抜け、ベージュ系の色に…。
植物系の繊維で濃い色を出すのは、やっぱり難しいみたい。
けっこう鮮やかな茜色に写っているウールは、
実物ではもう少し落ち着いたレンガ色に近いイメージ ♪ キレイです。



実は85℃で試す前に、60℃でも染めてみました。


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【60℃で30分加熱染色】染液から取り出し、水洗したところ。

この時点で、トンデモナイことをやらかしたのに気づきました。


はじめに浸した媒染液は常温( 12℃ 前後)。
染液は湯煎ですでに 60℃ にしてありました。
そして、30分後にナベから取り出し、ぎゅぎゅっと絞って
冷たいお水で色をもみだしながら洗いました。

…もうおわかりですよね?



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ウール縮みましたあぁ、おまけにフェルト化しちまいましたああ(泣)

↑そりゃそうだ。

温度による色の違いだけでも見たかったので、
急な温度変化を与えたり、もみだしたりしないように注意しながら
85℃で別な糸を染めましたが、やっぱり少し縮んでしまった…グスン。




で、縮ませてしまったものを使って【100℃で30分加熱染色】
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つまり2度染めってことになります。

たまご色を期待したんだけれど、オレンジ色どまり。
ウールはすでに脱色したドレッドヘアーみたいです(泣)




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麻 左から非加熱、85℃、60℃+100℃

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木綿 左から非加熱、85℃、60℃+100℃



麻と木綿の温度による色の差はささやかですが
ウールは違いがくっきり判ります。

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非加熱
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85℃
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60℃+100℃



ウールってスゴイ!



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秋の陽射しに糸が輝きます。



毎日が驚きの連続で、ハラハラドキドキの4日間でした。
また面白そうな材料に出会ったら、試してみたいと思います。
予想どおりの色にならないところが、草木染めの面白いところなのかも…。
失敗はセイコーのもと…って信じたいなあ(笑)

長々おつき合いいただき、ありがとうございました!



ふぅ(笑)




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by cisco-noodle | 2011-10-27 22:47 | 草木染め
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