ヨモギ染め!
前回ちらりとお見せしたヨモギ染め。
左奥:綿(1番煎) 左手前:ウール(1番煎)
右奥:綿(2〜4番煎) 右手前:ウール(2〜5番煎)
ああ、それにしても写真に上手く色が出ないのが口惜しい。
奥の綿などはただのグレイかベージュに見えていますが
左はカーキ色、右は食用ゴボウ染めよりも緑が強い灰緑なんです。
葉っぱをぐつぐつ煮出した1番煎じの液だけで染めたものは
しっかりとしたオリーブグリーン。
2〜5番煎じの液で染めたものはきれいな青味の強い緑。
*web用の色見本「和色大辞典」で見るならば
1番煎の色は「菜種油色(なたねゆいろ)」と「鶯色(うぐいすいろ)」の中間、
2〜5番煎の色は「苗色(なえいろ)」よりも少し青緑に近い感じ。
1番煎の液には赤みと黄色みの強い色が出て,
濁りのない緑を目指すなら2番煎以降の液で染めればいいようです。
全ての残液で、液の色がほとんど無くなるまで重ね染めしました。
綿は相変わらず濃い色に染まらず、中間色になってしまいますねえ。
最後に染め置いたグレイは、次回グリーン系の色を染めるときの
下染めにするつもりです。
鮮やかなグリーンは絵の具で出すのも難しい。
下染めで糸のトーンを落しておき、
そこに新しい色を重ねることで「濃く感じる色」にできるかもしれませんからね!
ヨモギに限らず、草からとれる色は季節によって変わるそうなので
今のうちのヨモギをもう少し摘んで、冷凍保存しておこうと思います。
「なんだい、もったいぶって。今のうちに染めりゃあいいじゃないか」
…と思いませんでしたか?
そうもいかんのですわ。
なにしろ藤のツルも今のうちの色を染めてみたいし
頭の中でパンパンになっている新作はカタチにしたいし
お天気のいい日は外をうろうろ&ぼんやりしなくちゃならないし
おまけに
Clover のレース針「アミュレ」のモニター募集というのが先月にありまして、
ちょっとした気の迷いで応募しておいたところ
あっさり針を送っていただいちゃったわけです。
(汗汗汗汗汗)
なにしろ、レース編みは2年ぶりくらいかしら?
ま、シンプルで小さいものなら自分にもなんとかなるだろう…。
2段編み終わったところですでに2時間経過。
5月末を目処に使用した感想を
ブログ記事にしなくてはなりません。
さあ、たいへん!
大車輪だ!!
(↑いい匂いのヨモギの染めカスが気に入った様子の当店重役たち)
緊張感まるでなし!(笑)
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by cisco-noodle
| 2013-04-29 11:59
| 草木染め