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4色の糸〜ヨウシュヤマゴボウ染め2012その7

長い長い時間がかかりました(なんと開始から11日)
糸の完成です。


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右手前の4玉がウール。左奥の4本がタコ糸。




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こちらは【非加熱染色】
左:10%の炭酸カリウム(アルカリ)を加えたもの 右:水だけを足したもの



アルカリを加えたものは茄子紺、水と果汁だけで染めたものは深い深い紫。
手前味噌ですけど、どちらもタメイキが出るほどキレイな色です。




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非加熱染色に使った液を90℃くらいに熱した【加熱染色】
左:10%の炭酸カリウム(アルカリ)を加えたもの 右:水だけを足したもの
こちらには防縮ウールを使いました。(←ちょっと学んだ・笑)


それにしても、なんで写真には上手く色が出ないんだぁぁぁぁ…。




水だけの方はココア色より少し赤みを感じる色。
アルカリを加えたものは、加熱染色を終えた時点では紫を帯びた灰色でした。
乾燥後(写真の状態=現在)は、みごとなモスグリーンになっています。

色変化の実験どおりになったわけです!



非加熱、加熱のどちらも
去年染めた色とはけっこう違うことにお気づきでしょうか?



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去年はこんな色



去年の染液は、実170g:水1ℓ(約17%)/約3日間浸し
これに対して今年は、実1000g:水3ℓ(約33.3%)/約10日間浸し
去年よりも濃い色が出ているのは、
液の濃度の差と染液に浸した時間の差なんでしょうね。

さらに、今年は搾りかすを糸といっしょに浸しておきました。
軸や種にはいわゆる渋みのもと「タンニン」が含まれているそうです。
味だけでなく、色にも渋みが出たんじゃないかな。。。と思います。




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タコ糸はこんな感じ。
左から、非加熱のアルカリ→非加熱の水だけ→加熱したアルカリ→加熱した水だけ


う〜〜〜〜〜ん。

タコ助もがんばったんだけどなあ。
やはり、これだけ濃度が高くても綿は染まりにくいですね。
おそらくこの4色も、そう時間はかからずに
淡いベージュに変化してゆくような気がします。


今の色を記念に。

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【非加熱染色】
左:アルカリを加えたもの 右:水だけ足したもの

弱いけれど、淡いけれど、柔らかないい色だと思います。





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【加熱染色】
左:アルカリを加えたもの 右:水だけ足したもの

写真ではほとんど差がわからないかもしれません。
実物はウォームグレイ(左)とピンクベージュ(右)です。




今年もやっぱり毎日毎日、朝も昼も夕方も晩も
わくわくどきどきでした。

子供を育てるのってこんな気分かしら?
(↑いや、もっと大変だよ!って叱られそうだけど・笑)



皆さん、だらだらと長い染めレポにおつきあい
ありがとうございました〜〜。

ふぅ。



*今回の詳しいデータは載せませんが、もし、自分もやってみたい!
参考にしたい!…という方がいらしたら、遠慮なくおっしゃってくださいね☆




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


性懲りもなく おまけ 】


…そして今朝から
去年よりも薄い液で浸し始めました。



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2時間浸して搾ったタコ糸。
浸す→媒染→乾燥…をくり返すことで、濃くできるか試そうと思います。





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そんなわけで乾燥中〜♪
この可愛らしいピンクを定着させる方法はないものか…。




染めレポはたぶんしませんから、ご安心を(笑)






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by cisco-noodle | 2012-10-22 13:13 | 草木染め | Trackback | Comments(6)
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Commented by バル at 2012-10-23 17:18 x
ウール非加熱処理のヨウシュヤマゴボウ、とってもしっかりとした色合いですね!深くて素敵☆
茄子紺と深紫、かっこいいなぁ~(*^-^*)
ウール加熱、少しかすれた感じがいいですね。
秋の紅葉を思わせる素敵な色です!
タコ助はあまり染まらないのですね。
でもでも優しい、静かな色合い。綺麗~☆

11日間も染め続けたなんて、ちびえさん、すごい忍耐力です!!
頑張った甲斐あっての素敵な糸たちですね(^0^)
Commented by gen-pk at 2012-10-23 17:31
おめでとう!パチパチパチ☆
なんてステキな4色なのでしょう!
長い時間がかかっただけのことがあるある!すばらしいです!
出来上がった時ちびえさん顔がニヤケたでしょう?ね、ね(笑)
いまも見つめているでしょ?ね、ね(笑)
タコ助ちゃんの優しい色も好きだけど、やっぱりウールの4色☆
熱とアルカリの有無でこんなに色が違うなんて、
おもしろいし、楽しめていいですよねー。
途中ものすごくワインが飲みたくなったり、ドキドキしたりして
楽しかったです!トーヤマくんもさぞかし満足していることでしょう〜。
(隠れトーヤマくんファン)

今年の実はもう終わっちゃったのかな?
おまけタコ助ちゃんも応援しているよ〜(笑)

Commented by cisco-noodle at 2012-10-24 03:40
>バルさん
この色が全部同じ植物から、しかも同じ液からできるなんて驚きでしょ?
1年後に色が明るくなることを考えて、極力深い、濃い色を目指したの。
このままの状態で少しとっておいて、色を見比べられるようにしたいんだけど
どうやってとっておけばいいかなあ。。。
藍染めは、綿でも濃い色に染まるのに
やっぱりヤマゴボウは綿を濃く染めるのが難しいのかな。
目下実験中です。

いやあしかしね、途中からこのままずっと
半年くらい浸し続けてやろうかと思っちゃった(笑)
(ン?それもオモシロそうだな。。。←またまた余計なことを・笑)
Commented by cisco-noodle at 2012-10-24 03:51
>michiさん
でき上がるタイミングで、ちょうど注文していたCDが届いて
撮影しながら聴いていたらなんだか涙が出ちゃったよ。
アルカリで出た茄子紺が、これからどう変わってゆくのか
ひょっとして、単に明るい色になるんじゃなくて
こぶ茶みたいな色に変わっていくのかも???妄想が広がる〜〜〜。

実は自分も猛烈にワインが飲みたくなっちゃった。(←飲めないくせに・笑)
で、おととい買ってきたんだけど勇気が出なくて
昨日の夜、思い切ってついに飲んでみたんだけどね、やっぱレロレロ。
ぐっすり眠れるかな…と思ったら、いつもより早く目が覚めちゃったわけだよ。

へへへ、、、今年の実はまだたくさん冷凍庫に眠ってるだよ。
もっと気温が低くなったら、醗酵させない状態の染色も試そうかな?
うへへへへへ(←、ワインのれろれろがなくても、けっこうアヤシイ・笑)
Commented by はる at 2012-10-24 13:58 x
こんにちは〜♪
染色レビュー、お疲れ様でした!
今回の記事、化学雑誌の特集ページに匹敵ですね(*´∀`*)
赤系のみならず青紫色にまで変化…ゴボウさん凄い。
ちびえさん、もっと凄い( ´ ▽ ` )ノ
とっても楽しんで拝見させて戴きました。
ありがとうございます〜♪
Commented by cisco-noodle at 2012-10-25 03:51
>はるさん
去年は実が少ししかなかったから、ちょっとしか試せなかったけど
今年は自家製ヤマゴボウがどっさりあるので、実験し放題♪♪
ひとつの植物からこんなにさまざまな色が出るなんて
オモシロくてしょうがない!
ヨウシュヤマゴボウは生命力の強い植物だし、
うまい色の出し方、止め方がわかったらスゴく人気が出て
今みたいに厄介者扱いされずに済むんだろうな。
ウチじゃ、大おかみもけっこう呑気な人なので「きれいなもんね〜」
とか言って可愛がられてますけどね(笑)

しかし長過ぎる。次回からは、もうちょっとわかりやすく読みやすく
レポートできたら…いいなあ…あははは。
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