ヨウシュヤマゴボウ原液染め
なにしろ今年は庭にたくさん実があるもので
しつこくヨウシュヤマゴボウで染めています。
果汁100%の液を先に醗酵させていたことをご記憶でしょうか。
この液を使って、もう一度タコ糸を染めてみます。
使うのは前回4回煮染めしたタコ糸と、新しいタコ糸。
液は850cc程度しかないので小さなバケツを使います。
主な色素をアントシアニンと仮定して
色素を安定させるために3%の氷酢酸を加えたので
かなり酸っぱい匂いが立ちこめています。
バケツが小さいのでお侍さん風。
先媒染してあるので、72時間浸して終了
…と、ここで柔軟仕上げ剤に浸したら、
赤みのベージュに染まっていたのにみるみるうちにグレーになっちゃったんです!!
(柔軟仕上げ剤ってアルカリ性なのね〜。)
さてここで一考。
アルカリの反対は酸。
…ふむ。やってみようじゃありませんか。
「酸で媒染」!
で、ようやく仕上がったのがこんな感じ。
今までで一番赤みがあり、濃い色です(泣)
2%の氷酢酸と糸重量程度の塩を水に溶かして45分ほど浸しました。
酸で赤みが戻るのか…。
また新たな発見です。
いずれにしても、今回は果汁100%の濃さなので
これがタコ糸の限界かな。。。
ヨウシュヤマゴボウの染色を始めてそろそろひと月。
気温もだいぶ低くなってきたので
冷凍庫に保存してある実はこのまま暖かくなるまで眠らせておこうかと思います。
(大おかみの目がコワい〜〜〜・汗)
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【 おまけ 】
ところでね、
今年最初に染めたタコ糸ですけど
既に変色し始めているのですよ。
いや、写真じゃどうにも伝わらないんだけども。。。
水で薄めただけの液で染まった渋みのあるピンクは
赤みが褪めてきた感じ。
アルカリにした液で染めた緑灰は
なぜか少し緑が強くなった感じがするんです。
いったいどうなっとんじゃ…???
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by cisco-noodle
| 2012-11-06 14:48
| 草木染め